2020年4月15日選挙前、韓国の政党別議席数

文在寅 韓国政治

 

本日2020年4月15日は韓国の第21代総選挙です。2016年4月13日に行われた第20代総選挙から4年ぶりの総選挙になります。2017年5月10日に就任した文在寅の経済政策や対日本との外交が韓国国民からどう評価されたかを見る大きな判断材料になります。

韓国は米国と同様に大統領制です。大統領選挙は5年に1度、国会議員を決める総選挙は4年に1度行われます。

 

韓国の国会議員議席数は地方区253議席、比例代表47議席の合計300議席です。2016年に行われた総選挙では文在寅の所属政党『共に民主党』が123議席を獲得しました。2020年4月15日選挙前議席数は『共に民主党』とその衛星政党の衛星政党の『共に市民党』を合わせた与党で128議席です。

政党名 2020年4月15日
選挙前議席数
与党 共に民主党 120議席
与党 共に市民党(衛星政党) 8議席
野党 未来統合党 92議席
野党 民生党 20議席
野党 未来韓国党(衛星政党) 20議席
野党 正義党 6議席

韓国の主要な政党と議席数

 

与党(共に民主党+共に市民党)と野党第一党(未来統合党+未来韓国党)はともに今回の選挙で過半数の150議席を目指しています。

今回は2020年4月15日選挙前、韓国の与野党政党別議席数と選挙予想、韓国の政党を紹介します。

 

2020年4月15日選挙前、韓国の与野党政党別議席数と選挙予想

現在の与党は文在寅大統領が所属する『共に民主党』が120議席、『共に民主党』の衛星政党『共に市民党』が8議席の合計128議席です。

野党第一党の『未来統合党』は95議席で、『未来統合党』の衛星政党である『未来韓国党』の17議席と合わせて112議席になっています。

与党と野党第一党に次ぐ第三極として『国民の党』があります。国民党は20議席を持っています。

  • 与党(共に民主党+共に市民党):128議席
  • 野党第一党(未来統合党+未来韓国党):112議席
  • 第三極(国民の党):20議席

※ここには含めませんでしたが、1議席を持つ『開かれた民主党』は与党寄りの政党です。

 

韓国の与野党政党別議席数
濃い青と青色が与党です。濃いピンクとピンクが未来統合党と未来韓国党、緑が民生党、灰色が無所属、黒色が空席です(ソース:国会 (大韓民国) wikipedia)。合計で290議席、定員300人のうち10席が選挙前、空席になっています。

 

2020年4月15日選挙の予想

韓国では公職選挙法の規定により、4月9日0時から投票日15日18時まで世論調査の発表が出来ません。この間に情勢が変化することもあり、選挙の予想は難しくなっています。また、10日、11日には期日前投票があり、約23%の有権者がすでに投票を終えています。

 

与党(共に民主党+共に市民党)と野党第一党(未来統合党+未来韓国党)はともに過半数の150議席を目指しています。過半数の150議席を越えた党があるなら、その党の勝利と言えます。

文在寅大統領が所属する与党(共に民主党+共に市民党)がもっとも議席を獲得すると主要なメディアでは言われています。大手メディアの分析を俯瞰すれば、与党(共に民主党+共に市民党)が120議席から160議席、野党第一党(未来統合党+未来韓国党)は110議席から140議席が大体の予想です。ただ、大手メディアの雰囲気とは違い、ネット上は野党支持者が多いです。予想に反して、野党が過半数を獲得してもおかしくはありません。

 

また、韓国では50歳以上の年配層ほど保守派(野党)の支持が多くなり、20代から40代は与党支持者が多くなる点があります。コロナの影響で選挙に行かない人も出てくると思われ、50%程度と見られる投票率が下がる可能性もあります。日本と同様に年配者ほど選挙へ行くため、新型コロナウイルスの影響は若者の支持者が多い与党ほど不利に働きそうです。

 

韓国の政党

韓国は左派と右派(保守派)の二大政党制が長年続いています。

現与党は左派の『共に民主党』と『共に市民党』です。『共に民主党』の名前になったのは2015年12月28日からです。『共に市民党』は新たな選挙制度の導入で作られた『共に民主党』の衛星政党です。

今回の第21代総選挙から比例代表の議席を「準連動型比例代表制」と呼ばれる新しい制度で配分することになりました。新しい制度は、少選挙区で獲得した議席の数が多い政党ほど不利となる制度です。そのため比例代表の議席を獲得するために与党と野党第一党は衛星政党を別に作りました。

 

野党第一党は右派の『未来統合党』と『未来韓国党』です。自由韓国党(元セヌリ党)から朴槿恵が除名されたことを受け、有名議員が離脱しました。その後、第一党の座を奪還するために政治性向が類似している党との合同協議を進め、2020年2月17日に三党が合同して『未来統合党』となりました。『未来韓国党』は新たな選挙制度の導入で作られた『未来統合党』の衛星政党です。

 

李明博(右派)→朴槿恵(右派)→文在寅(左派)

現在の文在寅大統領は典型的な左派です。その前の朴槿恵と李明博は右派でした。

李明博大統領は2008年2月25日から2013年2月24日まで就任しています。李明博は退任後、在任期間中の裏金上納や賄賂授受の嫌疑によって逮捕されました。朴槿恵は2013年2月25日から2016年12月9日までで、任期を終えずに収賄疑惑によって逮捕されました。

 

右派の方が日本寄りの外交を行うとされています。朴槿恵と李明博はいずれも日本との関係が深く、就任当初は親日政権と思われていました。しかし、国会や世論の圧力により、韓国では右派も歴史問題では日本へと強硬な態度を取らざるを得ません。左派よりはあからさまではないものの、朴槿恵と李明博が就任している期間にも歴史や領土の紛争が絶えませんでした。

確かに朴槿恵大統領の任期中には、慰安婦問題日韓合意という歴史的な合意もなされています。しかし、左派の文在寅大統領により、こちらの合意は国家間での約束では考えられない破棄に近い状態になっています。左派と右派、どちらが第一党になっても日韓で友好関係を築くのは難しくなっています。

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